東京23区を観光するときの交通手段と言えば、地下鉄がメインになるかと思います。
今回は、東京の地下鉄の「東京メトロ」が24時間乗り降り自由になるフリー切符、「東京メトロ24時間券」を紹介して行きます。
東京へお出かけに来た方や、東京に旅行される方に非常に役に立つ切符となっています。
この切符の特徴を言うとしたら「コスパ最強!安すぎる!」ことです。

料金・有効期間について
発売金額
- 大人 600円
- 子供 300円
使用可能時間
・24時間(翌日にも使用可能)
例:3月1日10時に使用を開始した場合、翌日3月2日の10時まで有効。
有効期間
・購入した場所によって切符の有効期間が異なります。
発売箇所 | 有効期間 |
---|---|
定期券売り場 | 購入から6か月以内の1日において24時間 |
駅券売機 | 発券当日の自動改札機投入から24時間※発券日の終電までに利用がないと無効 |
PASMOに記入 | 購入時刻から24時間 |
発売箇所
- 東京メトロの定期券売り場(カードタイプ・PASMO)
- 東京メトロの駅券売機(乗車券タイプ・PASMO)

利用可能範囲

東京メトロ全線
- 銀座線 渋谷~浅草
- 丸の内線 池袋~荻窪、中野坂上~方南町
- 日比谷線 中目黒~北千住
- 東西線 中野~西船橋
- 千代田線 代々木上原~綾瀬~北綾瀬
- 有楽町線 和光市~新木場
- 半蔵門線 渋谷~押上
- 南北線 目黒~赤羽岩淵
- 副都心線 和光市~渋谷
使えない路線
都営地下鉄線
- 地下鉄浅草線
- 地下鉄三田線
- 地下鉄新宿線
- 地下鉄大江戸線
上記4路線は、東京メトロではなく、東京都交通局の路線のため利用が不可。
東京メトロと直通運転をしている、東急線や東武線、小田急線も利用不可。
どう乗れば元取れるの?
東京メトロの初乗り運賃は160円。
600円÷160円で3.75回、つまり4回乗れば簡単に元が取れちゃいます。
その他特典
東京都内にある250か所以上の対象の飲食店や美術館などで、切符の提示を行うと、特典や割引などが受けられる「ちかとく」の対象チケットとなっています。
割引対象の施設を一部紹介
- 六本木ヒルズ建物内の森美術館と東京シティービュー(屋上展望台)が200円割引
- 浅草ROXまつり湯の入館料が、大人2,750円→1,925円に、子供1,375円→960円に割引
※土・日・祝日・特定日は休日割増料金330円別途必要 - 東京国立近代美術館の所蔵作品展が500円→400円に割引
他にも対象となる各ホテルのダイニングレストラン等で割引が受けられます。
メリット・デメリット
メリット
- きっぷの料金が600円と非常にリーズナブル
- 範囲が東京メトロ全線とかなり広い
- 特定施設で割引、特典が受けられる
- 使用を開始した時間によっては、翌日も同じ切符で十分に観光が楽しめる。
デメリット
- 浅草線や三田線などの都営地下鉄が使えない
- 山手線や中央線などのJR線が使えない
- 上記の会社線が使えないので、効率のいい移動ができない場合がある
なお、東京メトロの他、都営地下鉄、JR線の23区内の駅が乗り降り自由になる、東京フリーきっぷ(大人1,600円、小児800円)が発売されています。
東京の電車、地下鉄にあまり詳しくなく、ガッツリ効率よく東京を観光したい方は、東京フリーきっぷが便利です。
こんな人におすすめ
- 観光に必要な交通費を極力抑えたい方
- 東京の地下鉄路線に詳しい方
- 行くエリアが東京メトロエリア内で限定されている方
東京に観光しに来た際は、ぜひ東京メトロ24時間券を有効活用してみてはいかがでしょうか?今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
参考リンク
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